叱り方のパターンを変えましょう。
何度言っても効かないということは、「お子さまに伝わらない方法で叱っている」ということです。これまでの「叱り方」が効かなくなったときが、叱り方を変える合図。思春期に入り自立していく高学年には、いずれ自分で判断し行動できる力をつけさせるための観点をもって伝えることが大切です。下のコツを参考にしてみてください。
【1】自分の友人にならどう声をかけるかを考える
上から目線では伝わりにくい年頃。「友人だったら、こんなときどう声をかければわかってくれるだろう」と、対等な大人である自分の友人に接するときをイメージして、伝え方を考えてみましょう。
【2】「私」メッセージで伝える
「〇〇しなさい」「ダメでしょう」などの命令的な言葉は、反発につながります。「私は〇〇されると困る」「私は〇〇してくれるとありがたい」など、「私」の思いを言葉にして伝えましょう。
【3】「どうすればよかったと思う?」など、お子さまからの解決策を引き出す声かけを
「なぜできないの?」では、お子さまの返答は「言い訳」になってしまいがちです。言い訳ではなく解決策を考えさせることが大切。「この次はどうすればいいかな」などと、お子さまから解決策が出てくるような言葉をかけましょう。