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  • No : 59082
  • 公開日時 : 2020/03/04 10:55
  • 更新日時 : 2020/09/07 10:01
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大学入試はどう変わるのでしょうか?

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回答

2021年度の入学者を選抜する大学入試(2020年度高3生)から大きく変わります。
各大学のアドミッション・ポリシーに基づいて、「学力の3要素」を測る入試に変わるということがベースとなる考え方です。
主な変更点は以下3点です。
 
◆大学入学共通テストの実施◆
国公立大学や多くの私立大学の入試で利用されている「センター試験」が廃止され「大学入学共通テスト」が実施されるようになります。
そして、「センター試験」との違いは、大きく2つあります。
(1)英語は、リーディングとリスニングを原則均等配点(※1)とし、リスニングは1回読みと2回読みで構成されること
(2)マーク式問題でも、知識・技能だけではなく、身につけた知識を生かした「思考力・判断力・表現力」を問う問題が増えること
※1:リーディングとリスニングの配点は、大学・学部・学科によって異なります。
※2019年12月17日に文部科学省より、2021年1月から「大学入学共通テスト」で導入予定でした、『国語と数学の記述式問題の実施を見送る』と発表がありました。
◆英語の資格・検定試験の活用◆
2019年11月1日に文部科学省より、「大学入試英語成績提供システム」を使用した「英語の資格・検定試験」の実施の見送りの発表がありました。
しかし、「大学入試英語成績提供システム」を使用しない、「英語の資格・検定試験」は継続され、活用されます。
例えば、国立大学は、一般選抜で約2割が、総合型・学校推薦型選抜では約5割が活用します。
また私立大学では、現行入試でも活用が進んでおり、2021年度の入学者を選抜する大学入試でも、新たに活用を拡大する方針の大学も出てきています。
◆主体性等の評価の拡大◆
主体性等の評価(教科試験だけでなく、書類審査や面接、グループ討議や口頭試問などで、受験生の思考力や判断力、表現力、主体性や協働性を多面的・総合的に評価すること)が始まり、一般選抜(旧一般入試)でも教科試験に加え、調査書・志望理由書等を活用する大学が増加します。
また、学校推薦型選抜(旧推薦入試)・総合型選抜(旧AO入試)でも、学力試験や教科の理解を問う小論文試験や口頭試問、大学入学共通テスト等が課されるようになります。
 

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